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ABOUT丸永の仕事

畜産のあらゆるフェーズに携わる。
独自のスタンスを確立し事業を展開しています。

丸永が手がけている主たる事業は、畜産業に関連する
「飼料販売」、「養豚」、「採卵養鶏」の3つの事業に分かれます。
生産者を支えるのみならず、自らも生産者として農場を経営する。そして自ら生産した畜産物の流通へも取り組む。
そこで得た経験は、丸永が様々な事業を進めていく上で大きな財産となっています。
畜産業界のあらゆるフェーズに携わるという独自の強みを生かして、畜産業界全体への更なる貢献を目指しています。

飼料販売

畜産農家の
伴奏者として
サポートします。

「飼料」―。
それは人間と同じ様に、生き物たちの生命の源。
家畜をどんな環境で、どんな風に育てたいか。
農家によって、飼育方法は千差万別。決まったマニュアルはありません。
だから、私たち飼料販売のプロがこれまでに蓄積した技術とノウハウで、
その家畜に合った飼料を提案します。
生き物だからこそ、日々のことだからこそ、最も大切にしたい。
私たちは農家の伴走者として、飼料だけでなく、
生産物や堆肥など畜産を全面的にサポートします。
飼料に始まり農場経営そして食品…丸永の事業内容は畜産物の流通そのもの。
つまり生産者と消費者をつなぐ
ことが我々に課せられたミッションなんです。

畜産ノウハウを持つ丸永の飼料販売

それぞれの環境や家畜に合わせて最適な飼料を提案

飼料は、家畜の育成にとって育てる人や環境と共に最も重要な要素の1つです。丸永は創業時からコアビジネスとして主に牛・豚・鶏用の飼料販売を中心に事業を拡大してきました。東は東海地方、西は九州まで西日本を中心に営業活動を展開しています。
お客様はそれぞれの環境で異なる種類の家畜を育てています。その家畜に最適な飼料を提案・販売するのが丸永。コストの半分以上を占める飼料だけに、決まったマニュアルのない畜産農家にとって、非常に重要な役割を担っています。

畜産のコンサルタントとして

飼料販売のスペシャリストとして、無数にある飼料の中からお客様に最適な提案をするためには、豊富な知識と裏付けとなるデータが必要不可欠です。丸永は自社農場部門と連携し、直営農場やモデル農場で得た実績やデータをお客様へ提供しています。
また、畜産農家を支えるため、お客様が抱える問題を、同じ畜産農家として一緒に考え解決していけるのが丸永最大の強み。つねにお客様の立場に立ち、お客様が望むことを先回りして提案することを心がけています。

お客様は、畜産農場を経営するオーナー。畜産のプロと同じ土俵でやりとりするためには、単に飼料を販売するだけではなく、飼育方法や飼料給与設計、さらには農場経営までアドバイスできるコンサルタントとしてお役立ちできなければなりません。そのために営業スタッフも自社農場で研修を行なったり、自社農場部門との情報交換を活発に行っています。

納品した商品の品質を自分の目で確認
メーカーから仕入れた様々な飼料から最適な商品をご提案

自社製品の製造、販売

オリジナル飼料「まろやか米花」「まろやか配合」
原料となる酒粕

食用として利用されない酒粕を主原料とした当社オリジナルの醗酵飼料「まろやか米花」「まろやか配合」の製造、販売を行っています。日本酒製造が盛んな地域ならではの地産地消の飼料です。

●「まろやかシリーズ」の特長
良質のタンパク源としてコストパフォーマンスに優れ、発酵菌の働きにより粗飼料の消化・吸収を助ける、牛にやさしい発酵飼料です。
●SDGsへの取り組み
飼料販売を通じて、社会貢献に取り組みます。
産業廃棄物として焼却処分される酒粕を、飼料として再利用することで、
食品ロスの削減、CO2削減につながる環境にやさしい飼料を製造しています。
No.12 つくる責任 つかう責任

養 豚

小手先の
ブランド豚ではない。
“ホンモノ”をつくる。

消費者が求める豚肉とはどんなものなのか?
毎日のように食卓をにぎわせ、日々の生活にきってもきれない豚肉。
お母さんが家族のことを考えてつくる食事に必要なもの-
毎日食べても飽きがこない味、健康的なお肉であること。
これが本当に求められる豚肉だと私たちは考えています。
だから良質なものを安定して生産することが大切。
もちろんブランド化は私たち生産者が価格競争に巻き込まれず、
生き残っていく上で必要なこと。
しかしそれだけでは本当に喜んでもらえる豚肉は作れません。
少々地味かもしれませんが“ホンモノ”ってそんな豚肉だと思います。

環境面、防疫面に優れた環境で育ちます。

丸永の養豚場は島根県江津市に2カ所、兵庫県三田市に1カ所の計3カ所あります。
生後間もない子豚は体重30キロになるまでの約70日間、育成環境抜群の島根県江津市にある敬川農場で育ちます。
日本海沿岸にある敬川農場は風通しもよく、周囲に養豚場がないため、防疫面でも恵まれた環境に位置します。
私たちは豚の成長段階によって飼育農場を分ける「2サイト方式」を採用しています。産まれたての子豚を出荷前の大きな豚から離して育てることで、病気の感染や拡大を未然に防ぐことができるのです。母豚は1回のお産で12~15頭産みます。赤ちゃん豚はそのまま約30日間母親の母乳を飲んですくすくと7~8kgぐらいまで成長します。その後、母豚と別れて、残りの約40日間を同じ時期に生まれた子豚と共に子豚舎で生活します。

島根県江津市にある敬川農場
生まれたての豚
敬川農場から肥育豚舎へ移動

豚にも環境にも優しい「醗酵床式豚舎」を導入

三田農場での様子

敬川農場でのびのびと育てられた子豚は生後70日で、島根県江津市と、兵庫県三田市にある肥育豚舎に移ります。
子豚たちはこの豚舎で約4ヶ月間育てられます。新鮮な空気を取り入れられるよう工夫された豚舎は、通常より1頭あたりの空間を広く確保しているため、豚は思う存分走り回って過ごすことができます。
しかも、この豚舎は豚にも環境にも優しい「醗酵床式豚舎」。40~50cmに敷き詰められたオガクズが糞尿を吸収、微生物によって分解、醗酵されて良質な肥料になります。
豚が元気よく育つためには、環境だけでなく人の手が欠かせません。毎日1頭1頭豚を観察し、健康状態を確認します。下痢をしたり風邪を引いたり豚の体調は日々変化しますので、その都度適切な処置が必要です。たくさんいる豚の中から咳をしている豚を捕まえ、投薬するのは容易ではありませんが、日々愛情を持って豚と接し続けることが良い豚を育てるもっとも大きな秘訣です。
約半年間、三田や島根の肥育豚舎で大切に育てられた豚は、毎週市場に出荷されます。生肉として流通するもの、ソーセージなど加工品になるものなど様々ですが主に関西・中国エリアの食卓に届いています。

採卵養鶏

薬漬けじゃない、
健康な鶏がいます。

薬漬け、人間だってイヤですよね?だったら、鶏だって同じはず。
元気な鶏が、良質な卵を産む。難しいことじゃなく、とっても簡単なこと。
でも、実行するのは、大変なことなんです。
岡山県北東部にある日本原高原。
その豊かな自然環境に囲まれた高原の南斜面に、採卵養鶏を行う岡山農場があります。
スタッフの「愛情」が大好物の鶏たちは、ゆったりとした風通しの良い鶏舎で
ストレスがかからないよう飼育されています。
もちろん、衛生管理も徹底しています。
安心・安全で美味しいこと。そして、業界トップクラスの生産性。
それが、丸永の自慢です。

豊かな自然環境とストレスをかけない環境

採卵養鶏を行っている岡山農場は、岡山県勝田郡奈義町、那岐山の麓に位置します。約450,000平方メートルという広大な農場では、4棟の育成舎に12万羽、16棟の成鶏舎に48万羽が飼育され、毎日、40万個以上の卵が産み落とされています。
 
岡山農場では豊かな自然環境に加え、鶏たちがゆったりと過ごせるよう飼育環境・飼育密度にも配慮しています。例えば、6~7m間隔で南北にケージを設置して風通しを良くしたり、メーカー指定36,000羽のケージに最高32,000羽を飼育。面積を広く取って鶏のストレスを少なくしています。さらに、薬漬けにしない、健康で元気な鶏を育てるため、敷地内の雑草も芝刈り機や草刈り機で処理します。
豊かな自然、清涼な空気。そして、人の¨手¨と¨愛情¨によって、鶏たちは大切に、健やかに育てられるのです。

約450,000㎡の広大な敷地を有する岡山農場
育成舎で育つヒヨコ

徹底した衛生・健康管理

成鶏舎で産卵する親鶏

産まれたてのヒヨコたちは、密閉性の高い育成舎で130日過ごします。時間や気温、湿度などを人工的に管理し、病原菌の侵入を防いでいます。
ヒヨコは人間の赤ちゃんと同じで、病気に対する免疫が弱いため、病原菌は大敵。衛生面には細心の注意を払います。育成舎に入れるのは、担当管理者のみ。着衣や手足、足元もすべて消毒して入舎します。
育成舎から移動した鶏は約700日齢まで、成鶏舎で過ごします。成鶏舎は開放高床式と、ウインドレス鶏舎の2種類。鶏舎内の温度が1度下がっただけで産卵に影響が出るなど、鶏はとてもデリケートな生き物です。だからこそ、温度、湿度、換気、エサ、水の管理が大切。毎日、卵重を計って健康状態をチェックし、些細な変化も見逃しません。
品質を高めるためには、何より衛生管理を徹底する必要があります。育成舎、成鶏舎はもとより、1カ所だけの農場入り口には道路ゲートを設置。関係者以外の入場はできません。飼料・鶏卵運送車両、従業員車両も車両消毒層を通過する仕組みになっています。

畜産物販売

絶対の自信を持つ
畜産物を消費者へ

自宅の菜園で育てた野菜、素直に美味しいと思いませんか?
そして、「安心」だと思いませんか?
畜産物も同じです。 私たちが飼料にこだわり、大切に育てた豚肉や卵―
だから、品質には絶対の自信があります。
どんな環境で育っているか、どんな飼料を食べているか。
全部、分かっているのが、私たちの強みです。
そんな私たちの思いを消費者の元へ届けたい。
そのために、私たちはあらゆる挑戦を続けます。

生産者としての想いを消費者へ

「私たちが育てたものを、私たちの"商品"として届けたい」

当たり前のようで、簡単なことではありません。
我々が育てた豚が「三田ポーク」や「江津まる姫ポーク」として販売されるのはごく一部です。

我々が育てた美味しくて安全な"商品"をもっと多くの消費者に届けたい。
様々な協力を得ながら、少しずつカタチになってきています。

地元三田市では近隣飲食店や小売店など、我々が身近に感じるところで三田ポークの販売が少しずつ拡大しています。
消費者との距離が縮まることで直接消費者の声が届くため、これを生産に反映させることで改善につなげています。

日本の畜産をもっともっと発展させていくために。 私たちは新たな挑戦を進めて参ります。

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